校長あいさつ
茨城県立日立第一高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、1927(昭和2)年に茨城県立日立中学校として創立し、平成29年に90周年を迎えた全日制単位制の高等学校です。1学年は普通科4クラス、サイエンス科(理数科)2クラス、平成24年に日立第一高等学校附属中学校(1学年2クラス)が開校し、併設型中高一貫校となりました。
教育理念「高い志 科学する心 未来を拓く力」のもと、「高い志を持ち、優れた資質と豊な人間性を備え、社会の発展に貢献する人材を育成する」ことを目標に、科学教育と国際教育に重点を置いた教育活動を展開しています。
「国際教育」については、平成15年度から18年度まで、文部科学省からスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)に指定され、それを機に開始した、茨城キリスト教大学との英語に関する高大連携講座や、英国のRoyal Russell Schoolで開催される模擬国連会議への生徒派遣など、様々な事業を行っています。さらに令和元年度から、サイエンス科生のベトナム海外研修、令和6年度からは、普通科生も台湾海外研修を実施しています。
「科学教育」については、平成19年度に文部科学省からスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)の指定を受け、生物部が米国で開催されるISEFへ日本代表として出場するなど、様々な成果を上げてきました。現在は第4期(令和4~8年度)の指定を受け、「研究開発課題:科学的思考力をもち、ディスカッションができるリーダーの育成」に取り組んでいます。「科学講演会」、「科学研修会」等で科学への興味・関心を高める一方で、学校設定科目「白堊研究Ⅰ~Ⅲ」で課題研究を行い、科学的に探究する力やディスカッションする力の育成を図っていきます。
また、長い伝統と歴史の中で培われてきた、「文武両道の精神」と「自主・自律の校風」のもと、部活動や生徒会活動も活発で、多くの生徒が運動部や文化部に所属し、全国大会や関東大会に駒を進め活躍しています。昨年度は、陸上競技部、弓道部、卓球部、ラグビー部(選抜チーム)、吹奏楽部、文芸部、地学部、英語部が全国大会へ、卓球部、弓道部、陸上競技部、ソフトテニス部、ラグビー部が関東大会へ出場しました。学習面でも頑張っており、今春の卒業生は、難関校、国公立大学医学部医学科をはじめ、国公立大学に127名、私立大学に376名、海外大学に3名が合格するなど、高い進学実績を残しています。
日立第一高等学校では、生徒各々が「高い志」のもと、思う存分に勉学や課外活動に取り組み、将来、地域社会はもとより日本そして世界を舞台に、様々なことにリーダーシップを発揮し貢献できる若者を育成したいと考えています。今後とも変わらぬご支援とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月 校長 細貝 雅之