医進ニュース(令和5年12月26日)

・メディカルセミナー「法医学研修会」

 メディカルセミナー「法医学研修会」では、本校OBである東海大学医学部基盤診療学系法医学 助教 磯崎 翔太郎 氏による法医学の講義を頂きました。磯崎先生は東京都監察医務院 観察医も兼務しており、お忙しい中来校して頂けました。
 これまでのメディカルセミナーは臨床の内容がほとんどでしたが、今回のメディカルセミナーでは日本で働いている30万人のうち150人しかいない法医解剖医の貴重なお話を聞くことができました。
 参加した生徒からは、「医者になりたいからとにかく臨床に行こうではなく、多数の選択肢を持った上で自分が成りたいものに進むことが大切であることの重要さを身をもって感じられた」、「法医学医とう存在が身近に感じられ、その姿がかっこよく思えました」、「法医学ならではのやりがいを発見できた」、「今回の講演で選択の幅が広くなりました」など多くの刺激を受けたようです。さらに生徒からは、「生きている人を救うことができるのは臨床医だとしたら、亡くなった人の家族を救うことができるのが法医学医である」という感想をもらえました。改めて、メディカルセミナーの目的以上のものを受け取ってくれたのかもしれません。