医進ニュース(令和7年9月8日)

医進ニュース

メディカルセミナー「筑波大学附属病院見学会」

9月8日(月)に、メディカルセミナー「筑波大学附属病院見学会」を実施し、医学志望の1・2年生の12名が参加しました。桐の葉講堂での筑波大学附属病院の特色説明からはじまり、手術部見学、救急部ICU、PICU、医療用ロボットスーツHAL、屋上ヘリポート、そして患者さんの受け入れ直前のめったに入れない陽子線治療センターまで見学させてもらいました。

冒頭の説明では、筑波大学は真の総合大学を掲げており、所属する学生は体育学群や芸術学群から医学群まで様々な領域を学ぶことができる日本国内でも有数の国立大学であると伺いました。また、受入れ患者数も全国立大学病院の中で5番目となっており、多くの症例を扱っています。先述のHALは、実際に患者に接する理学療法士や医師だけでなく、ロボットの制御部分を担当する理工学群が協力をしているプロジェクトです。また、陽子線治療センターは、こどもの患者が多いことからその心理的負担を和らげるため、ウォールトディズニー社の協力により、壁紙にミッキーをはじめとしたディズニーキャラクターを描いていました。病気そのものの治療だけでなく、患者の抱える心理的負担の軽減まで考えて病院を作っていることに、感銘を受けました。

生徒からの感想として、

「HALやダヴィンチなど最新技術と共に、チーム医療や患者さんへの思いを知ることができ、医者の夢をもつ私にとってとても刺激的でためになる経験でした。」「心理的にもなるべく患者の負担を減らそうとする工夫にふれて、より医学部へ志望したいと思う気持ちが強くなりました。」「ロボットスーツHALが実際に医療現場に導入されるまでには、様々な分野の方々が携わってきたのだと思うと胸が熱くなりました。」「今回の見学を通して、私も将来現場で人として信頼される医師になりたいという思いが一層強まりました。」「地域医療に貢献するためにも、今回筑波大附属病院での見学で学んだことを吸収して受験に繋げようと思います。」

など、生徒たちの心に火が付いたような内容を見ることができました。

 日時 令和7年9月8日(月)
 場所 筑波大学附属病院(茨城県つくば市天久保2-1-1)
 対象 医学志望の1・2年次12名