お知らせ
・数学力育成講座@横浜国立大学

 2月15日から16日にかけて数学力育成講座が行われ,33名の生徒が参加しました。横浜国立大学にて環境情報研究院 社会環境と情報部門の 中本敦浩教授にご指導いただきました。TAは大学院生と大学4年生の計5名の方でした。

 1日目は「離散数学」というテーマでした。取り組んだ内容は,どの分野にも重要な1対1対応の考え方,試行錯誤を繰り返して規則性や適切な数え方を考える問題,来年度より実施される共通テストを意識した日常生活の課題を数学的に考える問題に取り組みました。文系の生徒が9名いましたが,取り組みやすい内容だったようです。解いただけでは終わらずに,答えが何を表すのか,出題者は何を伝えたかったのか,などについても考える機会になりました。また,出題された課題について夕食後に取り組みました。
 2日目は「組み合わせの数学」というテーマでした。数学選手権大会と銘打って,4~5人のグループに分かれて,5つの問題を2時間半に渡って取り組みました。1日目に学んだ,1対1対応,規則性を見つけること,偶奇性,必要条件と十分条件などに着目しながら,試行錯誤しました。また,簡単に立体図形を作れるジオマグという教材やトランプなど,実際に問題に出てくる道具を使いながら実験を行いました。今回は文系からの参加も多く,男女も約同数でした。大学入試共通テストに対応すべく,数学の思考力を磨きたいという生徒も多かったようです。

生徒感想
・最近,数学の問題を解くことに楽しさを感じられず嫌いになりかけていたが,今回の数学力育成講座を受けて再び問題を解決する楽しさを感じることができてよかった。すぐに答えにたどり着くことはできず,考える時間が長かったが,解けると達成感を感じることができた。最初は軽い気持ちで参加したけど,参加してよかったと思う

・数学の本来の楽しさを教えてもらえた。共通テストでは考える力を今まで以上に問われるので今回教わった考え方などを大事にしたい。このような考え方は日ごろから考えないと落ちてしまう能力なので日々トレーニングしていきたい。

・数学がとても苦手なのでこの講座受けるまでは最後までやり遂げることができるか不安だった。今までは分からない問題は何も考えずに答えを写したり何でも公式に当てはめて問題を解いたりしていたが,先生や大学生の先輩方友人のサポートのおかげで実験をし,なぜその答えになるようになるのかを考えることの楽しさに気づくことができた。

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