SSH成果物
「日立一高SSH成果物」とは?
本校は課題研究を中心とした教育課程の研究をしています.その構成は以下の通りです.
1年次「白堊研究Ⅰ」(1単位)
研究に必要な考え方,計画の立て方などをディスカッションをしながら研修します.
2年次「白堊研究Ⅱ」(2単位)
生徒自らがテーマを決め,グループで協働的に研究を行います.
3年次「白堊研究Ⅲ」(1単位)
白堊研究Ⅱの研究内容を追加実験をしながら論文にまとめます.
ここでは,以下のものを掲載します.
①白堊研究Ⅰにおける研修内容の指導案および活動計画書
*指導案は教員用です.
②白堊研究Ⅱ・Ⅲでの生徒の出来栄えを測るルーブリック評価
*ルーブリック評価は事前に生徒に提示しています.
「日立一高SSH成果物」
①白堊研究Ⅰにおける研修内容の指導案および活動計画書
<未掲載>著作権を考慮し掲載していません
<「基礎スキル研修」指導案> ※教員用です | |
〇指導案作成上のポイント
・生徒の主体的活動であること ・ディスカッションの機会を多く設けること ・活動において基本的にゴールを設定しない ・生徒たちがグループで、あるいは、クラス全体で、より良い答えを考えていく |
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①ガイダンス・アイスブレイク |
「白堊研究Ⅰ」のガイダンス後、クラスの友達と一気に仲良くなる活動をしよう |
②コミュニケーションスキルの修得 |
コミュニケーションとはただ話をすればよいのでしょうか?本当は重要なポイントが… |
③ディスカッションへの貢献 |
ディスカッションとはどういうものでしょう。そのメリットとディスカッションのコツを考えます |
④目的・目標とは? | 気を付けましょう。「方法」と「目的」を取り違えていませんか? |
⑤ブレインストーミングとタスクボードを利用した学習計画の立案(1) |
具体的に計画を立てて行動していますか?付箋を使って計画を立ててみましょう |
⑥ブレインストーミングとタスクボードを利用した学習計画の立案(2) | 計画はうまくいきましたか?ブレインスストーミングの手法で振り返りをしましょう |
⑦批判的思考力<未掲載> | 英語では「critical thinking」、物事について根拠を持って考えていますか? |
⑧演繹・帰納・反証<未掲載> | 科学とは何か考えましょう。研究の基本は仮説演繹法です。 |
⑨ロジックツリーで原因を探る |
物事も単純に考えてませんか?「なぜ?」を繰り返していくと違ったものが見えてきます |
⑩おいしい味噌汁を開発し,そのレシピを友達に教える計画を立てる |
「おいしい味噌汁の開発」つまり研究です。研究計画を立てましょう。 ※「開発」とは何か、よく考えましょう。 |
⑪「統計処理Ⅰ」代表値の特性 | ストップウォッチを見ないで3秒で止めます。50回繰り返します。どの班がより近い値を出すことができたでしょう。根拠をもって説明しましょう |
⑫「統計処理Ⅱ」エクセルの使い方 | ⑪のデータをエクセルに入力し、分散と標準偏差により解析しましょう。 |
⑬グラフの描き方 | グラフ用紙に正しくグラフは描けますか?それは誰にとっても見やすいものですか? |
⑭レアな人材とは? | 現在、社会的に多様性が急速に広がっています。そんな中、どんな人材が必要とされるか考えてみませんか? |
⑮評価方法を考える | 評価するとは、どのようなことでしょう。評価する意味を考えましょう。 |
⑯ポスターをつくってみよう | 自分の研究をよく理解するため、さらに他者にもわかりやすいポスターにするための作製方法や発表するときのコツを身につけましょう。 |
「テーマ研究」活動計画 | |
〇本校の「テーマ研究」 ・分野希望調査を行い,4人1グループを編成します ・生徒自身が希望分野に従ったテーマを設定します. ・研究期間(3・4時間),ポスター作成(2時間),発表(1時間),時間が取れれは,「振り返り」も行います. ・生徒からも評価の高い,有意義な活動です. |
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①「テーマ研究」指導案 ②「テーマ研究」活動計画書 ③テーマ研究 他者評価・自己評価 ④テーマ研究 グループ振り返りシート |
②白堊研究Ⅱ・Ⅲで生徒の出来栄えを測るルーブリック評価
「白堊研究Ⅱ」ルーブリック評価 | |
中間報告会用(9月頃) | 夏休みまでにどこまで研究が進み、どこまで研究内容を理解して進めているかを確認します。 |
ポスター発表用(11月頃),成果発表会用 | 研究内容を一度、ポスターにして具現化してみます。研究の成果は得られそうか、何が足りないのか、確認します。 研究の目的は達成できたのか?大学に行って研究するためのスキルは身に付けられたのかを評価します。 |
「白堊研究Ⅲ」ルーブリック評価 | |
論文評価用 | 自分たちの研究内容をしっかり理解しているか、十分に研究、考察した上で、論文が書かれているか、論文の出来栄えを評価します |