SSH研究開発(課題名・目的・目標・概要)
研究開発課題名

科学的ディスカッションができるリーダーを育成するための研究

研究開発の目的・目標

(1)目的
 本校は、日立鉱山・日立製作所の企業城下町に立地し、伝統的にこれらの企業で活躍する科学技術系の人材を多く輩出してきた。現在、産業のグローバル化が進み、日立市や地域産業おいてさまざまな取組が行われ、地域の企業・大学・行政等の支援を受けるなど、本校生に対する期待も高い。そのため、このSSHの取組を通して、将来、科学技術系分野で世界のリーダーシップを発揮する人材を育成していくことを目的とする。

(2)目標
 将来、科学技術系研究者を志望する生徒に対して、高校卒業時に身に付けておくべき能力(科学的リテラシー、数学的リテラシー、コミュニケーション能力等)を課題研究を通して確実に身に付けさせるとともに、好奇心や意欲といった研究者としての資質を身に付けさせる。特に、研究の過程において、しっかりとしたディスカッションをさせることにより論理的な思考力や表現力を重点的に育成する。

【目指す生徒像(Can-Doリスト)】
ア 日々体験する物事に対して好奇心をもって接し、疑問を見出し、問いかけ、答えを導くことができる。
イ 自然現象を、表現あるいは説明、予測することができる。
ウ 自然科学における、実験・推論の考え方が身に付いている。
エ 数学的な概念・手順・事実・ツールを使って事象を記述し、説明し、予測できる。
オ データを数学的に評価できる。
カ 基本的な科学的事実とその意味を理解できる。
キ ディスカッションの重要性を理解できる。
ク ディスカッションの仕方が身に付いている。
ケ ディスカッションによって、自分の論理が正しいのか、どんな修正が必要なのかを明らかにし、研究を深化することができる。
コ 好奇心、思考力、論理性、集中力、持久力、コミュニケーションの必要性への理解、野心など、将来、研究者として必要な資質が身に付いている。

研究開発の概要

(1)中高一貫校の特性を生かし、課題研究の指導に重点をおいた教育課程の開発
(2)プレゼンテーション能力やグローバル化に対応した外国語コミュニケーション能力の向上に加え、リーダーシップ教育や「知の理論(TOK)」のエッセンス導入によるディスカッションのできる生徒の育成
(3)茨城大学工学部等と連携し、大学での講義や大学での研究に必要となるスキルの先取りを実施するなど高大連携の強化
(4)日立製作所等の企業城下町である日立市の特性を生かした、地域人材の活用
(5)本校中高生によるサイエンスショーなどを通した、地域の小中学生に科学の面白さを伝える活動や、地元の理科教員等の授業スキル向上を図る公開授業の実施など、SSHの成果に係る情報発信機能の強化