・茨城大学工学部との高大連携事業(最終報告)
9月1日(火)からスタートした本校と茨城大学工学部との高大連携事業「最先端の科学技術とものづくりの楽しさ」(全14回)が,10月23日(金)を持ちまして終了いたしました。各講座とも,大学の最先端の内容を高校生向けに再構成して話していただき,オンラインであっても対話的な内容を取り入れてくれたり,実験を取り入れていただいたりと様々な工夫をしていただき実施いたしました。
毎回15名程度の参加者で講座を実施しており,回によっては本校の附属中学校生も参加しました。
以下に,第9回から閉校式までの講座の様子を報告いたします。
講座の様子(写真) |
講座名(担当の先生,分野)等 |
第9回 10月13日(火) 三角関数や加法定理,微分積分といった高校の数学で学ぶ内容を使いました |
【生徒の感想】 ・三角関数からスペクトル分析を用いて,物質を構成するものを求められ,それの応用で宇宙のことも分かるのが素晴らしかった。 ・波の分析方法について,知ることができて良かった。相性という考え方はとても面白いと思った。 ・積分が出てきて少しこわかったが,聞いてみたらよくわかった。 |
第10回 10月14日(水)
電気ストーブの熱がたった紙1枚で遮断できることを体験しました |
【生徒の感想】 ・紙を挟むのと挟まないのでは熱の感じ方が大きく変わることがわかった。夏の日傘などもこの技術であることがわかった。 ・伝熱は工学において必要なもので,コンピュータ冷却装置にも利用されてることがわかった。 ・伝熱工学とは何の学問か分からなかったが今日の授業でよく分かった。 |
第11回 10月16日(金) 先生の研究室で結晶をつくる実験を行っていただき,その様子を見ることができました |
【生徒の感想】 ・中性子だけで様々なことがわかることを知り,興味深かったです。 ・薬学は工学部でも学べることが分かった。 ・タンパク質の構造は複雑でほとんど解明されていないことがわかりました。
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第12回 10月20日(火) 画面越しに説明を受けながら,充電池をつくる実験を行いました |
【生徒の感想】 ・燃料電池のおおまかな仕組みや,簡易的なものの作り方がわかりました。 ・電池の仕組みについて,知ることができてよかった。固体高分子形燃料電池の仕組みはとても面白かった。 ・今回は化学分野の内容で,とても興味が湧く内容でした。 |
第13回 10月21日(水) 先生の研究室でドローンを飛ばしていただき,その様子を見ました |
【生徒の感想】 ・様々な視点から地球の形状を調査していることを知ったり,ドローンとGPSを用いて調査していたりと,色々な方法があるのだと,初めて知りました。 ・実際にドローンを飛ばしてくれて観察のイメージを持つことができた。 ・有孔虫などの状態を観察することは地球温暖化の改善に役立つことがわかった。 |
閉校式 10月23日(金) 工学部乾正知先生よりご挨拶いただきました 本校校長より修了証書を授与しました 生徒代表が謝辞を述べました |
【全体を通した生徒の感想等】 ・進路について理系と決めていたが具体的な学部の内容が分からず決めかねていたので進路を決めるうえで参考になりました。 ・工学の内容の広さが予想以上で,興味を持てる分野も多く,進路選択の一助になったと思います。 ・大学での内容や,工学とはどういうことを学ぶのかが知れて,進路選択の役に立ちました。全13授業の中で自分はどの分野に興味があるのかないのかが少し見極められたたいう点でも今回の講座は受けてよかったと思っています。 ・身近な社会的問題を取り上げていたため,とても身近に感じた。 ・大学で学ぶことを少し早く学べたり,今やってる学習の応用を学べたりして,とても面白かった。 ・今まで知らない内容についても知ることができたし,興味を持つことができた。今まで受講した内容は自分の職業選択に役立つと思う。 ・一概に「工学」と言っても学問の幅が大きいことを知った点がよかった。 ・工学はかたいイメージがあったが,様々な分野がありとてもおもしろいと思った。
【生徒アンケートの一部】 |
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