・茨城県立日立第一高等学校・附属中学校 スーパーサイエンスハイスクール成果発表会
令和6年1月31日(水)に、SSH成果発表会を開催しました。
内容は以下の通りです。
<午前>
開会行事、SSH研究報告、「白堊研究Ⅱ」インデクシング 於)日立市民会館
<午後>
中学2学年「サイエンスリテラシー」ポスター発表 於)本校体育館
高校2年次サイエンス科「白堊研究Ⅱ」ポスター発表 於)本校白堊会館・特別棟
高校2年次普通科「総合的な探究の時間」口頭発表 於)本校2年次教室・選択D
【発表会の様子】
〇開会行事
〇SSH研究報告
〇インデクシング
「インデクシング」とは、午後のポスター発表に向けて、自分たちの研究発表を見に来ていただくため、研究内容を2分間にわかりやすく、簡単にまとめて発表するもの。高校2年次サイエンス科全員がステージで発表しました。
〇中学2学年「サイエンスリテラシー」ポスター発表(21テーマ)
〇高校2年次サイエンス科「白堊研究Ⅱ」ポスター発表(25テーマ)
15の分野(データ解析、力学、流体、流体・発電、音、気象、土木、宇宙、環境、高分子化学、分析化学、生活、物理化学、植物、生態学)に分かれて発表しました。
〇高校2年次普通科「総合的な探究の時間」口頭発表(51テーマ)
今年度より、普通科でも「課題研究」を始めました。分野は、9分野(国語、社会、数学、理科、英語、保健体育、家庭、芸術、情報)です。
・第12回高校・高専気象観測機器コンテスト最終選考会
2023年12月16日(土)、第12回高校・高専気象観測機器コンテスト最終選考会が、南極観測船SHIRASE5002の船内を会場にして行われました。このコンテストは、9月までの1次選考、11月に2次選考があり、2次選考を通過すると最終選考会に出場できます。4人は、日立市の「きれいな空」を観測できる日を実況・予報するアプリの開発を提案し、1次選考を通過しました。そして、「きれいな空」をSNSからデータ収集をして定義したり、日立市天気相談所で天気予報の仕組みを勉強したりして研究を行いました。また、アプリ開発に必要なプログラミングなどのスキルも、一から自分たちで勉強して取得しました。
その結果、最終選考会に出場し、新人賞をいただくことができました。選考会終了後に、一部生徒は後夜祭にも参加し、他校の生徒や気象関係の専門家の方々と交流したり、南極観測船の中に宿泊したりと、貴重な体験をさせていただくことができました。
本研究を行うにあたり、日立市天気相談所の方々には、業務内容や天気予報の仕組みをご指導いただいたり、空の写真のデータを提供いただいたりなど、多大なご支援をいただきました。この場を借りて深謝いたします。
・サイエンスセミナー「理研研修」
サイエンスセミナー「理研研修」では、国立研究開発法人理化学研究所での研修を実施しました。当日は広報室の方々が常時付いてくれたため、研究室見学、第一食堂での昼食、理研オリジナル商品の見学など、とても楽しく研修できました。
広報室 河野 弘幸 氏から、理化学研究所概要を説明いただきました。本校OBである理化学研究所主任研究員 大森 整 氏から、同氏が開発されたナノ表面を実現する新研削手法であるELID 研削法に関する講義を頂きました。本校OBの 古沢 秀明 氏からはスーパーコンピュータHOKUSAIの説明を頂きました。
参加した生徒から、「この見学を通して、理研ができた歴史など普段では知らないようなところまで学ぶことができました。」、「新規テーマを得るには、異業種との交流も欠かさず行うことも重要ということがわかりました。」、「今回の研修をきっかけに、身近なものについて「もっと知りたい」という探究心を大切にして、学校での理系科目の勉強や研究活動により積極的に取り組んでいきたいと思いました。」、「いつもなら味わえない空気感と、いつもなら知ることができない研究分野の前線に立つ方々のお話を聞けてとても良い研修でした。」、「将来、自分は化学分野の研究者となって、理研で働きたいので、勉強を頑張ろうと思います。」などと、生徒たちは色々な刺激をもらえたようです。
期日 令和5年11月13日(月)※県民の日
場所 国立研究開発法人理化学研究所 和光地区 埼玉県和光市広沢2-1
参加人数 生徒30名および引率者2名
・サイエンスセミナー「日立研究所インターンシップ」
サイエンスセミナー「日立研究所インターンシップ」では、日立オリジンパーク見学と株式会社日立製作所 日立研究所での研修を実施しました。
日立オリジンパークの説明がガイド付きであったため、隠れた裏話などを聞けたこともあり、とても楽しい見学ができました。具体的には、創業者小平浪平は、東京帝国大学電気工学科を卒業し、26歳の若さで水力発電所建設の総指揮をとったとのことです。また、多趣味であったためスポーツを複数やっており、本校が目指す文武両道を体現した人物であることをガイドからの説明で初めて知り、大変勉強になりました。
日立研究所では、各所属研究グループの概要発表の後、実験設備を見学しました。例えば水素製造Grでは、小型スタックに高電圧を印加し、水からの電気分解で実際に水素を製造している実験を見せてもらいました。日立Grでは水素製造だけでなく輸送も手がけており、既存の都市ガス配管に水素を混入させ、日東電工の水素分離膜を用いて、使用者側で都市ガス/水素を分離する設備を追加で見せてもらうなど、研究所側からも好意的に協力いただけました。研究者との個別の質疑では、岩谷産業など水素技術の先駆者から比べれば日立は後塵を拝しており、追い上げが必要であるとの裏話も知ることができました。その他、温度検知QRコードシールや、電気自動車向け急速充電器、モーションキャプチャーなども同様に大変興味深く見学することができました。生徒からも多数の質問がでており、最先端の科学技術に触れ、研究者の仕事ぶりの一端を知る大変有意義な研修となりました。
受講した生徒から、「今回は日立製作所について学ぶだけでなく、将来の進路や職業を決定する機会になった。」、「従来私は勉強などに“やらされている”という感覚で取り組んでいました。しかし、皆様のように主体的に物事に取り組むことが極めて重要だと感じました。」、「大企業の日立の茨城サイトに見学に行くことができるという貴重な機会を作っていただきありがとうございました。」といった感想を書いてくれました。高校や大学では学ぶことのできない貴重な経験ができたようです。
日時 令和5年10月16日(月)※代休日
場所 日立オリジンパーク、株式会社日立製作所日立研究所
対象 本校希望生徒23名
令和5年度 茨城県立日立第一高等学校・附属中学校
スーパーサイエンスハイスクール研究発表会
6月21日(水)に、SSH研究発表会を開催しました。
午前は、日立市民会館にて、7つの研究発表を行いました。
学校設定科目「白堊研究Ⅲ」代表者発表
数学分野:「Pythonを用いた顔認証と非接触型体温計測システムの制作」
物理分野:「空間の二点間を流れる水の最短移動時間」
化学分野:「融点降下に与える分子構造の影響」
生物分野:「イソチオシアネート類の防カビ作用」
地学分野:「理想の紙コップ選手権」
附属中学代表発表「科学部」
「光合成を利用したマグネシウム発電」
部活動研究発表:「かごしま総文2023」自然科学分野研究発表地学分野茨城県代表
生物部「東滑川ヒカリモ公園の洞穴における水位変化の要因を解析する」
午後は、本校にて、3年次サイエンス科「白堊研究Ⅲ」ポスターセッション(26テーマ)と附属中学3年「サイエンスリテラシー」ポスター展示(23テーマ)が行われました。
<白堊研究Ⅲ>
<サイエンスリテラシー>
令和4年度 茨城県立日立第一高等学校・附属中学校
スーパーサイエンスハイスクール成果発表会
令和5年2月22日(水)に、日立市民会館と本校において、令和4年度 茨城県立日立第一高等学校・附属中学校 スーパーサイエンスハイスクール成果発表会が行われました。
午前の部では、日立市民会館で「白堊研究Ⅱ」インデクシングを、午後の部では、本校において附属中学校2学年の「サイエンスリテラシー」ポスター展示を、高校サイエンス科Ⅱ年次の「白堊研究Ⅱ」ポスター発表を行いました。本校生徒だけでなく、学校関係者や保護者の方が見学に来られました。
・SSH研究発表会
令和4年6月8日(水)に「茨城県立日立第一高等学校ならびに附属中学校スーパーサイエンスハイスクール研究発表会」を行いました。
午前 【本校 体育館】
・開会行事
・学校設定科目「白堊研究Ⅲ」発表
数学:「機械学習を用いた筆跡鑑定におけるエポック数と識別精度の関係について」
物理:「制振構造における五重塔と重心の関係」
化学:「熱力学的観点からのハロゲン化アルカリの溶解度に関する考察」
生物:「ヒカリモの膜の色のRGB値による評価」
地学:「ソーラーパネル横に置くか上に置くか」
・附属中学校代表発表
科学部:「脱ガソリン時代に向けた新型ソレノイドエンジンの制作」
・部活動研究発表
物理部:「紙飛行機の大きさと形状との距離による実験」
※この研究は、本年度、全国高等学校総合文化祭自然科学部門物理分野において茨城県代表として出場します。
本校の研究活動の中で,優秀な研究を集めて7分間あるいは10分間の口頭発表と3分程度の質疑応答を行いました。
午後
・ポスターセッション
3年次サイエンス科:「白堊研究Ⅲ」全31テーマ 【本校大会議室・特別教室・白堊会館】
附属中3年:「サイエンスリテラシー」全23テーマ 【本校体育館】
SSH運営指導委員会や県内教職員の先生方、多くの生徒と活発なディスカッションを行いました。
令和4年度SSH研究発表会のご案内
令和4年6月8日(水),本校にてSSH研究発表会を行います.
詳細ならびに参加申込書につきましては,下記PDFファイルをご確認下さい。
なお,参加申込み締め切り日は5月27日とさせていただきます。
令和4年度SSH研究発表会のご案内.pdf
令和4年2月21日(月)に「茨城県立日立第一高等学校ならびに附属中学校スーパーサイエンスハイスクール成果発表会」を行いました。
インデクシング (サイエンス科2年次全31テーマ)
「白堊研究Ⅱ」の研究成果を、スライドを使って2分程度にまとめ、発表しました。
説明(なぜ研究するのか?どのように解明したのか?何が明らかになったのか?)も、スライド(見やすい図が多用されている)も、わかりやすくする工夫がされていました。
インデクシングで発表した内容を、より詳しく、それでいてわかりやすく、サイエンス科になる1年次生徒、附属中学校1・2学年生徒に説明しました。その後、質疑応答も行いました。
「総合的な探究の時間」の成果を、来年度普通科に進む1年次生徒に、スライドを使って説明しました。その後、質疑応答も行いました。
「総合的な学習の時間」の中の「サイエンスリテラシー」で行った研究の成果をポスターにまとめて、高校のサイエンス科2年次生徒に対して発表し、その後、質疑応答をしました。
高校生が、中学生に研究に対するアドバイスをする場面も見受けられました。
令和3年6月2日(水)に「茨城県立日立第一高等学校ならびに附属中学校スーパーサイエンスハイスクール研究発表会」を行いました。
午前【日立市民会館】
・開会行事
・学校設定科目「白堊研究Ⅲ」発表
本校の研究活動の中で優秀な研究を集めて10分間の口頭発表と3分程度の質疑応答を行いました。
数学:「日立市の道路交通量分析~日立市の交通渋滞を解決するには~」
物理:「音による消火実験」
化学:「動植物性油脂から合成された界面活性剤の洗浄力に関する研究」
生物:「目指せ加熱で甘いサツマイモ ~糊化の秘密~」
地学:「遠心力の無限の可能性」
・附属中学校代表発表
科学部:「プラスチックの融点と弾性の関係」
・部活動研究発表
化学部:「カラミ煉瓦を活用した日立創生ビジネスプランの提案」
午後【本校・特別教室・白堊会館】
SSH運営指導委員会や県内教職員の先生方、多くの生徒と活発なディスカッションを行いました。
・3年次サイエンス科によるポスターセッション
「白堊研究Ⅲ」全27テーマ
・附属中3年によるポスターセッション
「サイエンスリテラシー」全24テーマ [【5月】研究発表会 / 附属中HP]
電子黒板でZoomにて実施
講師:小林亮太 先生
(東京大学大学院 新領域創成科学研究科、東京大学 数理・情報教育研究センター、JSTさきがけ研究員)
演題:脳のシミュレーション ~人間のように考える人工知能を目指して~
講演の前半部分は先生の学生時代の経験談を、後半部分は先生の研究についてお話し頂いた。
先生は学生時代、数学に関心が高く、特に図形と方程式の分野に興味があった。例えばy=ax+bという方程式を用いれば直線を表すことができる。正確なまっすぐの直線をフリーハンドでスケッチすることは難しいが、y=ax+bという方程式の数値を考えることは容易である。数式を用いると様々な線や円などの図形を考えることができる点に気がつき、人間の体の仕組みを数学を使って調べたいと考えるようになった。
先生は、脳の神経細胞やシナプスを数式を使って電気回路に数理モデル化し、脳から計測されたデータを分析してコンピュータでシミュレーションするといった研究を行っている。これにより人間の脳に似たコンピュータを作ることができ、脳の病気の仕組みや手術の効果をコンピュータでシミュレーションすることができる。人の脳の1%は神経細胞20億個、シナプス10兆個で構成される。脳内1秒をスーパーコンピュータ京で計算しても実現するのに40分かかるなどまだまだ課題は尽きない。しかし、スーパーコンピュータも年々発展しているため、10年後には人の脳内を計算できる日がくるかもしれないという夢も話して頂いた。
また、神経回路の回路図を推定することができるWebアプリの開発を行うなどして、研究を多くの人に知ってもらい、それを使ってもらうことで別の新たな発見につながれば嬉しいともおっしゃっていた。
最後に生徒へ、好きなことはこだわって頑張ること、何事にも積極的にやってみること、心と体の健康を大事にすることの3つメッセージを送って頂いた。
令和3年6月2日(水)、日立市民会館および本校にてSSH研究発表会を開催致します。
詳細ならびに参加申込書につきましては、上のPDFファイルをご確認下さい(締め切りは5月27日)。
なお、参加対象は県内教職員・学校関係者のみとさせていただきます。
令和3年2月25日(木)、令和2年度のSSH成果発表会は本校にて開催されました。
サイエンス科2年次生による「白堊研究Ⅱ」の研究成果のポスター発表です。
午前は開会行事と、27の発表内容の簡単な説明とそれらへの講評が行われました。
午後のポスターセッションでは、生徒たちはこれまでの研究成果を、見学者を前に熱心に解説していました。
・「白堊研究Ⅰ」サイエンス科2年次生徒によるポスター発表会
令和2年12月10日(木)7時間目,サイエンス科1・2年次合同授業を行いました。
来年度,「白堊研究Ⅱ」で課題研究を行う1年次生に対して,現在研究を行っている2年次生が,「研究テーマの決め方」「研究の内容」「研究の進め方」について,研究ポスターを用いてアドバイスを行いました。
1・2年次生徒の間で,活発な質疑応答が行われていました。
令和2年7月8日(水)本校にて,スーパーサイエンスハイスクール研究発表会が行われました。
サイエンス科3年次生の発表を行い,サイエンス科2年次生および1年次生が見学しました。
全員がマスクを着用した上で,換気に気を付けて,発表者と見学者の距離が近づかないよう配慮した上での実施でした。
1,2年次生の質問に3年次生が真剣に答える様子が見られました。
午前中は日立市民会館において,テーマ数32件についてインデクシングが行われました。
午後は,本校において,ポスターセッションが行われ,本校SSH運営指導委員の先生方や保護者の方が見学に来られました。
研究題目(口頭発表部門 化学)
「セッケン法を用いた油脂の劣化度合いの測定方法の確立」
佐藤大道 (優秀発表賞)
「安全なジアゾカップリング反応におけるアゾ化合物の合成過程の確立」
五味優樹 三森優希
「高校化学で用いられるH3O+の呼称に関する考察」
村上翔渉 照沼圭一郎
研究題目(ポスター部門 化学)
「100円均一の商品を用いた世界最古のバグダッド電池の再現」
山根颯斗 綱川和樹
「電気分解による再結晶」
八鍬拓歩 渡邉章業 石川愛海
令和2年2月27日(木),日立市民会館にて本校スーパーサイエンスハイスクール成果発表会を開催致します。
詳細ならびに参加申込書につきましては,上のPDFファイルをご確認下さい。
なお,参加申込み締め切り日は1月31日(金)とさせていただきます。
・日本化学会 関東支部 茨城地区 研究交流会
令和元年12月20日,第30回日本化学会関東支部茨城地区研究交流会が,多賀市民会館にて実施されました。
本校からは2年の五味優樹さんと照沼佳一郞さんが参加しました。
大学生がメインの研究発表会であるにも関わらず,五味さんが見事,奨励賞を受賞しました。
研究題目
「安全なジアゾカップリング反応におけるアゾ化合物の合成過程の確立」
三森優希 五味優樹 (奨励賞)
「高校化学で用いられるH3O+の呼称に関する考察」
村上翔渉 照沼圭一郎
・県高文連自然科学部研究発表会
令和元年11月2日(土),土浦三高にて,茨城県高文連自然科学部研究発表会が行われました。
地学部は会瀬海岸についての研究を発表し,地学部門の最優秀賞を受賞することができました。
来年開催される第44回全国高等学校総合文化祭(2020こうち総文)に出場することになります。
化学部門では,2年の三森優希さんと村上翔渉さんが参加し,三森さんのグループは化学部門の優秀賞を受賞しました。
研究題目
「茨城県会瀬海岸でみられた4年間にわたる海浜地形変動とその要因について」
地学部 (地学部門 最優秀賞,全国高校総文祭出場へ)
「アゾ化合物の合成における安全なジアゾカップリング反応の確立」
三森優希 五味優樹 (化学部門 優秀賞)
「高校化学で用いられるH3O+の呼称に関する考察」
村上翔渉 照沼圭一郎
・SSH研究発表会
9:30~12:00(日立市民会館ホール)
・開会行事
・学校設定科目「白堊研究Ⅲ」発表
数学:「球面三角法について」
物理:「さまざまな物質における屈折率と式の再現」
化学:「より効率的なカイロを目指して」
地学:「土壌中の放射線量と地形の関係」
生物:「走行時における溶血性貧血の進行について」
・附属中学校代表発表
科学部:「災害時に電源として活用できる電気自動車の作成」
・部活動研究発表
物理部:「風洞を用いた教室の換気についての実験」
13:35~15:35(本校特別教室・白堊会館)
・ポスターセッション
3年次サイエンス科:「白堊研究Ⅲ」
附属中3年:「サイエンスリテラシー」
午前は,日立市民会館で,本校の研究活動の中で,優秀な研究を集めて10分間の口頭発表と3分程度の質疑応答を行いました。
選出されたのは,サイエンス科の授業「白堊研究Ⅲ」の各分野(数学・物理・化学・生物・地学)の代表,高校科学系部活動の代表として物理部,附属中学代表の7研究です。なお,選出においては,茨城県高校生科学研究発表会の受賞歴や,校外研究発表会の実績などを参考に行いました。
数学:「球面三角法について」 物理:「さまざまな物質における屈折率と式の再現」
化学:「より効率的なカイロを目指して」 地学:「土壌中の放射線量と地形の関係」
生物:「走行時における溶血性貧血の進行について」 物理部:「風洞を用いた教室の換気についての実験」
科学部:「災害時に電源として活用できる電気自動車の作成」
会場には,SSH運営指導委員や他校の先生方,保護者等も多数集まりました。生徒も中学3年生から高校3年次までが参加し,盛大に行われました。
質疑応答では,SSH運営指導委員や生徒からの質問を受け,発表者が回答するなど,ディスカッションにより,さらに研究の質を高める活動が行われました。
SSH運営指導委員からは全体的に高い評価をいただきましたが,特に物理部の発表が「説明が堂々としている」「スライドの作りが優れている」「非常に論理性が高い」との高評価をいただきました。なお,物理部は佐賀県で行われる全国高等学校総合文化祭自然科学部物理分野の茨城県代表に選出されています。
午後は,本校に戻り,「白堊研究」「サイエンスリテラシー」の集大成として,サイエンス科3年次および附属中学3年生がポスター発表を行いました。参加した先生方,生徒と数多くのディスカッションが繰り広げられました。
科学講演会『粒子線がん治療装置の普及に向けて』
講師:平本和夫氏(日立製作所研究グループ技術顧問)
副作用の少ない『粒子線がん治療』を行う装置において,原理に戻って粒子線の出射方法を再考し,スポットスキャニング照射法を開発するに至った研究の概要や実用化・普及までの道筋,それを振り返った思いを語って頂きました。最初はシュミレーションの結果を学会で発表しても信じてもらえない状況でしたが,根気強く説明し続け,現在では国内17施設で使用され国内外で35,000人を治療したという実績を上げられたそうです。
生徒からは「粒子線によるがん治療のメカニズムの説明が聞きたい」という研究内容への質問や,「研究の継続を支えたものは何か」という心情への質問など多くの質問が出され,興味関心が喚起された講演となりました。
最後には「皆さん!!!世界を変えてやろうと思って,面白い,興味の持てる分野を突き進んで下さい。」というメッセージで締めくくられました。
<平成30年度>
・海外サイエンスセミナー
・白堊英語セミナー
・数学力育成講座
・科学講演会
・白堊科学セミナー
・白堊ネイチャースクール
・科学の祭典
<平成29年度>
・科学講演会
・海外サイエンスセミナー
・茨城大学工学部インターンシップ
・数学力育成講座
・白堊英語セミナー
・白堊ネイチャースクール
・科学の祭典
・白堊英語セミナー
平成19~29年度(10年間)科学研究・科学系部活動・コンテスト等受賞歴(PDF)
平成30年度 第18回白堊ネイチャースクールアンケート結果(PDF)を掲載しました。
・ 白堊ネイチャースクール(追加募集)のお知らせ
実施日 平成30年7月22日(日)
対象 科学や英語に興味がある中学生(学年不問)
場所 日立一高 各実験室および各種教室等
詳しくは下記のファイルをご覧下さい。
実施要項_2018(追加募集用).pdf
講座概要_2018.pdf
ポスター_2018.pdf
参加申込書_2018(追加募集用).pdf
2月21日(水),本校ならびに日立市市民会館において,平成29年度茨城県立日立第一高等学校・附属中学校スーパーサイエンスハイスクール科学研究成果発表会(1年次)を開催致しました。午前中は,サイエンス科生徒全員(79名)が市民会館大ホールにて3分間で研究概要を発表するインデクシングを行い,午後からは本校にてポスターセッションを行いました。
(2月26日掲載)
・平成29年度茨城県立日立第一高等学校・附属中学校スーパーサイエンススクール科学研究成果発表会(第1年次)の開催について(ご案内)
2月21日(水),日立市民会館にて本校スーパーサイエンスハイスクール科学研究成果発表会を開催致します。詳細ならびに参加申込書につきましては,以下のファイルをご確認下さい。なお,参加申込み締め切り日は2月9日(金)とさせていただきます。
日立一高SSH科学研究成果発表会案内(関係各位)(PDF)
(平成30年1月23日掲載)
・SSH中間報告会を開催しました
12月20日(水)に,日立市市民会館ならびに本校において,平成29年度茨城県立日立第一高等学校・附属中学校スーパーサイエンスハイスクール中間報告会(第1年次)を開催致しました。
(平成29年12月26日掲載)
・地学部が総文祭2018への出場を決めました
地学部が,2017年11月3日(金)に県立土浦三高で開催された平成29年度茨城県高文連自然科学研究発表会にて,研究発表部門ならびにポスター(パネル)部門において,最優秀賞を獲得しました。この結果を受けて,全国高等学校総合文化祭信州総文2018へ出場する予定となっております。
受賞生徒氏名:磯部将義(2年)・川﨑剛(2年)・細谷隼世(2年)
高戸海都(1年)・島野航輔(1年)
受賞題目名:「茨城県会瀬海岸でみられた2年間の海浜地形変動について」
(平成29年11月17日掲載)
・第17回白堊ネイチャースクールを開催
平成29年8月11日(金)に,中学生を対象とした白堊ネイチャースクールを開催致しました。当日は,物理・生物・化学・地学・数学・英語の計6講座を開講し,本校の部活動所属生徒がティーチングアシスタントとして,実験の補助を行いました。詳細につきましては,以下のPDFをご覧下さい。
第17回白堊ネイチャースクールの報告(PDF)
(平成29年9月29日掲載)
・化学部生徒2名(3年次・1年次)が平成29年度SSH生徒研究発表会にてポスター発表賞を受賞
平成29年8月9日(水)・10日(木)に,神戸国際展示場(神戸市中央区)にて,平成29年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会が行われ,ポスター発表賞を受賞しました。
・受賞者生徒氏名クラス:萬代充裕(3-B) 山本太一(1-3)
・受賞題目名:『アルコール-水混合物における体積減少に関する実験的・理論的研究』
(平成29年9月11 日掲載)
〒317-0063
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TEL: 0294-22-6488
FAX: 0294-21-4490
mail: koho@hitachi1-h.ibk.ed.jp
所在地・地図・電話番号 等