・県北地区高校合同書道展
令和7年1月23日~1月27日、多賀市民プラザ1階ギャラリーにて県北地区高校合同書道展が開催されました
・県北地区高校合同書道展の感想
私は前回の総文祭に引き続き、何紹基の行書の作品を臨書しました。総文祭の作品とは異なる部分を抜粋したことで、書家の特徴である極端な強弱をより強く表現し、完成度を上げることができたと思います。書道部に入部して計4つの作品を仕上げるにあたり、技術面の成長を続けるとともに自分の好みな書体を見つけ、書道の知識を深めることができました。高校生での作品制作は今回で最後となりましたが、今までの学びを活かし記憶に残る作品となりました。今後の書道部の活動にもぜひご期待ください!
(2年 小鍜治七虹)
私は前回の県北展のリベンジとして創作に挑戦しました。この「眺望」という詩を題材に選んだのは、萩原朔太郎と室生犀星のエモーショナルな友情に心を奪われたからです。総文祭ではとにかく揃えることを常に意識していましたが、今回はお手本にこだわりすぎず柔軟に書くことを大切にしました。高校生最後の条幅作品として成長や可能性を感じたので、これからも様々なジャンルに挑戦したいと思います。
(2年 稲垣愛子)
今回は1月らしい雪や春といった字が入った漢詩をかかせていただきました。行書よりの線の柔らかさや繋がりを感じられるように書くことを意識しました。
(2年 坂爪絢香)
今回私は初めて王鐸の作品に挑戦しました。王鐸は線に緩急を多くつけるように書くのが特徴の人物です。文字のつながり方の連面や緩急、濃淡によく気をつけて書くことができました。また、うまくかすれさせたいところで良いかすれを出すことができました。書道部として最後の条幅の作品を良いものとして締めくくることができました。これからも良い作品を仕上げられるように日々精進していきます。
(2年 下山愛栞)
私は今まで篆書を中心に書いてきましたが、最後の展覧会ということで作品にしたことがなかった創作と行書に挑戦しました。「初志貫徹」という四文字それぞれがバランスよく見えるように書きました。また、自分の決意を表す四字熟語を選んだので、それに反しないようこれからも努力したいと思います。
(2年 酒向杏)
私は今回初めて色紙に書くことに挑戦しました。この言葉を選んだ理由は、本を読んでいた時に一目惚れして素敵だなと思ったからです。工夫したところは、「勝」と「負」の文字が対比するように仕上げたところです。また、「勝」の後ろの文は強いイメージで、「負」の後ろの文は弱々しいイメージに仕上げました。最後の作品が納得のいく作品になって良かったです!
(2年 安恵美鈴)
今回は、書道部部員として最後の条幅の作品だったので、ずっとかっこいいなと思っていた米元章の行書の作品を書きました。これまで挑戦してきた楷書、隷書とは異なり、強弱や文字の中心を揃えるところが難しかったです。行書はこれまで苦手意識があって避けてきましたが、これからさらっと行書で自分の名前を書ける人間になります!
(2年 松下優奈)
今回の県北展で私は総文祭に引き続き、条幅、楷書に挑戦しました。私が書いた「雁塔聖教序」という書はゆったりとした、穏やかなイメージがありながら、線質は、強弱があるところが特徴で、意識しながら書いてみたものの、一字一字を大きく書きすぎてしまい、行間が狭くなってしまったことが反省点です。次回また何かの展覧会等に参加させていただける機会があれば、行間と字のバランスを意識した書が書けるよう心がけていきたいです。
(1年 於曽能奈緒)
今回は楷書に挑戦しました。条幅だったこともあり、作品全体や一文字一文字のバランスをとる事が難しかったです。また、一角一角の線の太さが同じようになってしまい作品に強弱がつけられていないことも反省点のひとつだと感じました。作品だけでなく、自分の名前を大きさ揃えて書くことがまだ力不足と実感できたので、名前も含めて練習していきたいと思います!
(1年 薄井唯花)
今回私は条幅に挑戦してみました。字が大きいとごちゃごちゃしてしまうのでなるべく小さく書くように意識しました。反省点としてはだんだん中心線からずれていってしまったところです。今度から練習の時に線が引いてある下敷きを使ったりしてまっすぐ書けるようにしたいです。
(1年 飯野結美)
今回僕は条幅を書きました。張瑞図の作品を書いたのですが特徴がある文字だったので、真似をするのがとても難しかったです。文字の中心がずれてしまったり、文字の大きさが違かったり、と課題が多かったので次に条幅に挑戦する時はそこを直して書きたいです。
(1年 金野隼大)