令和7年7月26日~28日(土~月)

地学部

・かがわ総文祭2025

令和7年7月26日(土)~28日(月)、香川県高松市で実施された、第49回全国高等学校総合文化祭自然科学部門に地学部3年次の液状化班がポスター部門、真砂土班が研究発表(地学部門)で茨城県代表として推薦され、出場しました。

出発は7月25日(金)、日立一高からは地学部のほかに、同じ自然科学部門で物理部、文芸部門で文芸部、美術工芸部門で美術部が推薦されており、初日が同じということで、生徒8名、引率4名でそろって香川へ向かいました。東京駅から新幹線で岡山駅へ、岡山から瀬戸大橋を渡って香川県の高松駅に到着し、そこからそれぞれの部門の宿泊先へ別れました。


26日(土)、初日は部門の開会式が終わると、最初の発表はポスター部門の液状化班、そのあと口頭発表の真砂土班が発表しました。ポスター部門の発表前に校長先生が応援に駆けつけてくれました。また、この日の早朝、ホテルで顧問の部屋のドアがノックされ「何かあったのかな?」とドアを開くと地学部のOBが夜行バスで応援に駆けつけてくれました。たくさんの応援を受けて、部員たちはこれまでの研究と発表練習の成果を十分に発揮することができました。


27日(日)、午前中には物理部の発表がありました。前日の夜は、本番の終わった地学部と一緒にホテルの部屋で練習をしました。そして臨んだ本番では、自分たちの納得のいく発表ができたようです。ポスター発表は、2回審査員の前での発表があり、この日は1分間の短い発表でしたが、時間をオーバーして審査員の先生方が質問をしてくださいました。


27日の午後は巡検で、地学部・物理部はコースDのチョウザメ(キャビア)の養殖場とイルカとのふれあい体験に参加しました。チョウザメの養殖場では、幼魚から成魚まで、さまざまな成育段階のチョウザメのプールを見学し、最後に1gあたり500円のキャビアを試食させてもらいました。また、イルカとの触れ合いは、海の中に作られたプールで、イルカのおなかに触ったり、握手したり、餌やり体験をさせてもらったりしました。発表の緊張から解き放たれて、暑い中でしたが、生徒たちは香川の自然を楽しんでいました。


28日(月)の最終日、講演会を聞いたり、生徒交流会をしたりと総文祭の総まとめの1日でした。残念ながら全国大会での入賞はならず、生徒は悔しそうでしたが、「悔しい」と思えるくらい頑張った経験が、今後の人生の大きな糧となってくれると思います。

遠方だったため、後泊もさせてもらい、29日(火)に同じ日程だった文芸部と、高松うどん空港で合流して茨城に戻ってきました。


地学部は、本人たちが、顧問が感心するほど努力したのは言うまでもありません。そのうえで、茨城大学工学部の小林薫先生やBEST2AIMSの柴田裕一先生をはじめ、日立市役所の皆様、茨城県高文連自然科学部の先生方など、多くの先生方にご指導、ご支援を頂き研究を続けてきました。地学部一同、この場をお借りして深謝いたします。